フィクシング・ア・ホール
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フィクシング・ア・ホール(Fixing a Hole)は、1967年に発表されたビートルズのアルバム『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』に収録された曲。作者はポール・マッカートニーだが、ポールには珍しいメッセージ性の強い作品である。
この曲は直訳すると「穴を修理する」となるが、スラング読みだと「(覚せい剤などの)液体の麻薬を注射した跡」となってしまうためBBCでは放送禁止に指定されてしまったというエピソードを持つ。
比喩的・哲学的な文体の歌詞で、ポール作品の中でも異彩を放っている。上記の通りポールとしては珍しいメッセージ性の強い作品で、現実と空想の二面性を描いたような秀逸な内容である。また、歌詞構成も非常に巧みである。ジョン・レノンは「ポールだってやろうと思えばできるじゃないか」と、ポールの作詞家としての技量を称えたという。
1967年2月9日にこの曲を録音しようとポールが考えたとき、アビー・ロード・スタジオは使用できない状態であった。そのため、リージェント・サウンド・スタジオという、実質デモ作成用のスタジオで録音することになった[1][2]。ベースギターはポールが弾いている。一方、リードギターはジョージ・ハリスンがハープシーコードはジョージ・マーティンが担当している。[3]
[編集] 脚注
- ^ ジョージ・マーティンは「リージェントは小さくて酷いスタジオだった。狭い箱の中にいるようだった。」と回想している。マーク・ルイソン著『レコーディング・セッション』、シンコー・ミュージック、1990年
- ^ ジョージ・マーティン『メイキング・オブ・サージェント・ペパー』 水木まり訳、キネマ旬報社、1996年、129-131ページ
- ^ ただしリージェントスタジオで録音を担当したリチャード・ラッシュによると、『あの曲ではジョンがベースを弾いていたのをはっきり覚えているよ。」といった証言もあるので、どちらとも「断言」は出来ない。『ビートルズ・ギア』坂本信訳、リットーミュージック、2002年、200ページ
